面接のコツ
〜オンライン編〜
準備について
オンライン面接は環境が良くも悪くもゆるいです。普段生活している自分の部屋が面接会場になるため、思わぬところに落とし穴があります。
例えばPCの他アプリやスマホの通知音です。特に電話がかかってきたりなどすると、面接官に悪い印象を与えかねません。通知音などは切っておくようにしましょう。
またWifi環境がどうしても調子が悪い時もあるでしょう。そんな時の対抗策としてPCに充電器を繋いだまま利用するという方法を知っておくと役立つ時が来るかもしれません。コンセントから直接電力を得ることでPCが通信に使うキャパを確保することができます。PCのバッテリーに負荷がかかってしまう方法ではありますが、その場をしのぐための術として知っておくといいでしょう。
話す内容のメモ
オンライン面接では画面に見えない範囲で話す内容のメモなどを用意することができます。緊張や予想外の出来事で頭が真っ白になってしまった時のためにPCの淵にメモなどを貼っておくのも一つの手でしょう。ただここで注意すべきなのが、そのメモを見過ぎないということです。明らかに画面の端なとを注視していたり、文字を読んでいるような目の動きがあると面接官は不信感を抱くでしょう。文章を全て用意するのではなく、話したいエピソードのキーワードだけなどに押さえておいた方が良いでしょう。
〜志望理由〜
理念の共感 / 社員の人柄 / 環境
〜ガクチカ〜
サークルの新歓 etc..
カメラセッティング
面接では書類や写真以上に見た目の印象が強くなるため、話している最中の視線も重要な要素となります。中でも知らないと見落としがちになる要素が、カメラのセッティング位置です。たまにPCのカメラの位置が悪くて上から見下ろす形になっている人、また逆に外付けのカメラを高いところにセッティングしていて、上からあおるような形になっている人などがいます。しかしそれらは選考官に威圧的な雰囲気や違和感を与えてしまうかもしれません。カメラと目線が地面と平行になるようにカメラの位置を調整しましょう。PCのカメラ位置が悪い人が外部カメラを買ってくるのも良いかもしれません。
オンラインならではの諸問題
オンライン面接ではどうしても会話のやり取りにタイムラグが発生してしまいます。そのため、会話が途切れたと思って話し始めると面接官の方と被ってしまったり、逆にお互い話を譲ろうとして沈黙になってしまうことがあります。重要な話を聞き逃してしまうこともあるため注意しましょう。
また一時的な通信障害や上記のような状況になって質問の内容が聞き取れないことが度々あります。そのような場合は遠慮せずに聴き直しましょう。面接官もこのようなトラブルが起こることは承知しているため、理由とともに再度話してもらうようお願いしましょう。
「通信障害で音が飛んでしまったため、
もう一度話していただいてもいいですか?」
話し方について
面接中の話し方にも少しコツがあります。「会話のキャッチボール」を意識するということです。人間は90秒しか集中して話を聞けないとも言われているため、一度の返答を90秒以内を目安に収めるということを意識してもいいかもしれません。これを意識することで面接官により自分の話を理解してもらうことができます。
しかし、僕たち学生としてもアピールしたいこと、話したいことはたくさんあると思います。しかしあまり長く話しすぎてはいけない。そこで意識すべきことが「相手の質問を誘導させる」ということです。あえて微妙なところや気になるとこで話を切ることで、会話のキャッチボールを成立させながら自分の話したいことを話すことができます。
逆質問について
どの面接でも最後に逆質問の時間を設けてくれます。自分を自由にアピールするチャンスですが、少し間違えると逆に悪い印象を与えかねない時間でもあります。例えば少し調べればわかることや熱意が低く見られる質問などは印象が悪く写ってしまうでしょう。給与や福利厚生といった面接の場では聞きにくい質問はOB訪問などで聞き、面接の場では「その社員だからこそ知っていること」を聞くのが良いと思います。
また、質問する際に質問の意図も伝えると良いでしょう。具体的にどういったことが知りたいかが明確な方が面接官も答えやすい上に、自分の人柄などについて具体的に想像してもらいやすくなります。特に就活の軸に沿った質問は意図がわかることで軸の詳細まで伝えることができるため、意識して見ましょう。
さらにオンライン面接ではメモを取ることを事前に面接官に伝えた方が良いかもしれません。ノートにメモする場合は俯いて見える、PCでメモする場合はキーボードの音が入り込んでしまうからです。最初に断りを入れておくことで、聴く姿勢に問題があると思われることを避けることができるでしょう。