
インフラ業界
1.インフラ業界とは
インフラ業界とは、社会の基盤となるようなサービスや私たちの生活に欠かせない鉄道、航空、空港、
電力、ガス会社などのような社会の仕組みを提供する業界です。
この業界には多くの分野・企業が含まれていますが、共通している点は、「持っている経営資源を生かして、
顧客に価値のあるサービス(無形のモノ)を提供することで収益を上げる」という点です。
主にインフラ業界は、エネルギー・交通・空間・生活の4つに分けることができます。
今回は、その中でもエネルギー業界、交通業界、生活(通信)業界をご紹介します。
2.エネルギー業界とは
エネルギー業界は、電力・ガス・石油などに分かれています。主に、燃料の調達や発電、ガスの供給と いった、国民のライフラインに関わる業界です。
インフラ業界の中でも特に国民の生活に密に関わる業界なので、安定性のある企業が多い傾向に
あります。
3.エネルギー業界の主な企業と業種・業務内容
エネルギー業界には様々な業種・職種があります。
下記の業界マップでは、その中から業種別に一部の企業を取り上げています。
【電力】
生活に必要不可欠な電力から人々を支える。
発電、送電、変電、配電といった電力供給に関する一連の事業のほか、各発電所や送電設備などの監視やメンテナンスなどが挙げられる。
【石油】
石油製品の卸売りをする元売会社と、仕入れた
石油製品を工場や消費者に販売する特約店および販売店がある。


【ガス】
インフラのひとつである電力を生み出し、住宅や企業、工場などへ安定的に供給する。
エネルギーの一種であるガスを製造し、供給をする。 また、重要なエネルギー源である石油の輸入や精製、生産、販売を一貫して手掛ける。

4.交通業界とは
交通インフラには、鉄道やバス、航空機に代表 される公共交通機関や道路、トンネル、橋梁などが含まれます。
公共交通機関系は旧国鉄などの老舗企業がほぼ市場を独占している傾向にあります。
5.交通業界の主な企業と業種・業務内容
交通業界には様々な業種・職種があります。
下記の業界マップでは、その中から業種別に一部の企業を取り上げています。
【航空】
航空機を用いて、旅客や貨物を輸送する企業。飛行機の運航には、パイロット、客室乗務員、グランドスタッフだけでなく、整備士やグランドハンドリングスタッフ、運航管理、ケータリングスタッフなど、さまざまな職種の人たちが関わっている。
【高速道路】
社会インフラの中でも、特に人や物の輸送を支える仕事。
事務系・土木系(土木)・施設・設備系(電気、システム、機械、建築等)という職種がある。


【鉄道】
外出する際に鉄道を利用する機会が多いように、人々の生活を支える重要な存在。

【物流】
荷物の運送のみならず、商品の整理や検品作業など、出荷にともなう準備全般が物流業界の仕事に含まれている
