
コンサルティング業界
1.コンサルティング業界とは
コンサルティング業界の仕事は、「企業の抱える様々な経営課題を中立的な立場から情報収集・分析し、その結果を元に改善策を立案すること」です。
各仕事は「プロジェクト」としてチーム単位で行われ、クライアント企業から依頼があると、社内からプロジェクトに適切なコンサルタントを選んでプロジェクトチームを編成します。
企業によって様々な事業領域に分かれるコンサルティング業界の中から、今回は戦略系、総合系、IT系、シンクタンク系、中小・事業再生系の5領域に付いて解説します。
2.主な企業と業種・業務内容
コンサルティング業界には様々な業種・職種があります。
下記の業界マップでは、その中から業種別に一部の企業を取り上げています。
【戦略】
主な仕事は「企業の全社戦略(トップ経営戦略)やM&Aによる事業統合のサポート」です。
従来はこの戦略立案までを行うことが多かったですが、近年では戦略立案後の実行のサポートまで行うようになっています。
【総合】
主な仕事は、「あらゆる業界の企業をお客様にし、その企業にまつわる全てのことの総合的なサポート」です。
いわゆる上流フェーズから、企業の業務そのものやITサービスの外部委託といったあらゆるサービスを手掛け、1部の業務ではなく、企業を一貫サポートできる点が魅力です。


【IT】
主な仕事は「クライアント企業のニーズに合ったITシステムや技術の導入提案によるクライアント企業の課題解決」です。ITシステムによって企業の課題解決をすることに特化しています。ITシステムを導入に加え、システムの開発自体を担っている会社も数多くあります。

【中小・事業再生】
主な仕事は、事業の再生や、財政支援を行い、企業運営を健全化させることです。
中小企業をメインターゲットとし、現場に深く入り込んだコンサルティングを顧問型で行い業績向上まで支援します。

【シンクタンク】
主な仕事は、「公的機関からの依頼を受けて、調査・研究・分析を行いクライアントをサポートすること」です。
母体である証券会社や銀行のグループ企業をクライアントにした、コンサルティングを行なっており安定した経営が成り立っています。
必要な情報を収集調査し、分析した上で学校教育の投資費用とそれに応じた効果の試算の提案やシステムの導入によって課題解決を行います。
