
ケース面接対策
01~ケース面接とは~
ケース面接は、提示されたお題に対して、設けられた制限時間内に施策を検討していく面接です。この面接では、自ら課題の仮説を立て、それに対する解決策を考えることが必要になります。イメージとしては、グループディスカッションで行うことをそのまま個人で行うということです。
選考にて、ケース面接を課す企業は主にコンサルティングファームや投資銀行、大手総合商社となっています。なぜこの選考を課すのかについては、クライアントが持つ課題を発見して課題解決に導くことが仕事であり、そのような素養を持つ人材を採用したいと考えているからです。このような理由を踏まえると、ケース面接では「論理的思考力・コミュニケーション能力・思考の柔軟性」などの業務に必要な素養の有無について選考されているのではないでしょうか。

02~ケース面接の概要~

ケース面接は、左記のような流れで行われることが一般的です。
第一ステップとして、面接官からお題が提示されます。お題については、「売上・利益向上型」、「社会問題型」、「新規事業型」が主に出題されます。第二ステップでは、提示されたテーマに沿って、制限時間内に前提確認、問題の構造化、ボトルネックの把握、施策の立案、施策の評価という順で思考していきます。第三ステップでは、面接官に対して2~3分を目安に発表していきます。第四ステップ、第五ステップでは、面接官からの質疑応答に応じながら、自分自身の施策をブラッシュアップしていきます。
03~ケース面接の注意点~
ケース面接の注意点は、「論理的思考力」「コミュニケーション力」です。以下では、この2点について説明を行います。
はじめに、論理的思考力についてです。ここでのポイントは、抜け漏れなく前提から評価まで考え、論理の一貫性を重視することです。このようなことから、施策をどの角度から思考しても、納得感を持てるように意識することが大切です。
次に、コミュニケーション力についてです。ケース面接では、結論ファーストで面接官へ分かりやすく伝えることはもちろん、発表後にある面接官との質疑応答でも柔軟なコミュニケーション力を発揮することが大切です。特に、面接官からの指摘に対して如何に柔軟な対応、施策のブラッシュアップができるかが重要になります。

04~ケース面接の対策方法~

おすすめの対策方法は、「書籍」を用いる方法です。この方法では、模範解答からケース面接で必要なフレームをインプットすることはもちろん、友人と同一の問題を解くことで、様々な解答方法を理解することができます。神大メンターおすすめの本は、「東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」、「過去問で鍛える地頭力」です。「東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」は、非常に分かりやすく書かれた解説が特徴であり、ケース面接対策の入門におすすめです。「過去問で鍛える地頭力」では、より実践的な問題に取り組むことができ、選考に向けて対策を行っていきましょう。
また、ケース面接対策についてわからないことや模擬練習が行いたい場合は、ぜひ担当メンターに相談してみてください。